手の痛み
指を曲げたり伸ばしたりするために指の骨には腱が付着していますが、その腱の通り道を作っているトンネルを腱鞘といいます。腱鞘が狭くなり指を動かすと痛みが起こることを腱鞘炎といいます。親指付け根の腱鞘が狭くなり起こるものをドケルバン病と呼びます。親指が使えないので生活に支障が出ることも多いです。家事でフライパンが持てなかったり、美容師でハサミが使えなかったりなどです。
指先の腱鞘で起こると、指がまがったままで固まったり、伸ばす時に勢いよくパチンと伸びたりすることがあり、バネ指と呼ばれます。親指や中指で起こることが多い疾患です。
いずれも狭くなっている通り道を見つけてあげれば痛みを軽くすることも可能です。
手先のしびれは神経根障害や末梢神経障害でおこります。神経根障害では神経の根元に病気の原因があるため多くは手先だけではなく肩や腕に障害が出ている場合もあります、末梢神経障害では手先のみで症状が出ていることが多くなります。いずれも神経ブロックが有効な時がありますが、ブロックする場所が大切となってきます。
